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新ロケット構法とは(その4)

「唯一、ムク材に適した金物工法技術の傑作とされる『ロケット金物』を用いる構法」

 木造住宅は、大工棟梁の技量がものをいいます。職人不足が伝えられるなかで、難しい接合部をプレカットする技術が導入されましたが、プレカットでは、二方向ないし三方向から梁(横架材)が通し柱に差し込まれます。その部分は穴が開けられたり、掘られたり、削られたりしますから、断面欠損が生じます。阪神・淡路大震災以降、この欠損部分に破壊の危険性が指摘されるようになり、そこに従来の仕口の代替として、その応力を負担する金物工法が考案されるようになりました。
 ムク材は、材にバラツキがあるため、金物工法に用いられる材は集成材が主材となりました。材の強度や含水率を管理してこなかった問題が原因ですが、ムク材に適した金物の開発が行われてこなかったことも事実です。
 ロケット金物は、唯一ムク材に適した金物であり、ということは、集成材にも最適だということです。ロケット金物が、金物工法技術の傑作とされるユエンです。

ロケット金物の構成

ロケット金物は、ガイドプレートとベースプレートでできた本体に、
1) ロケットピン
2) サポートプレート
3) スパイク
の3つを加え、構成されています。
これらのそれぞれに、ロケット金物の秘密がこめられています。

1) ロケットピン・・・「スルスルと寄って行き、ぴったりとはまる!」
軸材をロケット金物にはめ込む時に、自動的に軸材が金物に引き寄せられて、部材同士が密着する仕組みになっています。この引き寄せによって、ガタツキは防止され、摩擦が生じることにより強度の向上も得られます。このピンの形がロケットに似ているところから「ロケット金物」と命名されました。

2) サポートプレート・・・「ちょうど受け皿のよう! バラツキの多いムク材に有効に働く」
梁を受け止めるサポートプレートは、次のような役割を果たしてくれます。
(1)厚み分(6mm)を梁の下端を掘り込んでいるので、梁のブレ防止効果が得られる。
(2)小口加工のスリットを塞いでいるので、ファイヤーストップとしての役割を持ち、火災時(火事になると、火は隙間を見つけて駆け上がります)の気流の上昇をシャットする。
(3)差し込んだ軸材を底部でピタッと止めるため、安全かつスピーディーに作業が進められる。
(4)万が一、梁材のドリフトピン部などに割裂が発生した場合に、梁材の落下を防止する役目を負う。
金物接合は、高い耐力を得られる長所を持っていますが、何百年に一回といった地震力を受けた場合、木は圧縮され、坐屈して破壊され、最悪の場合、せん断破壊する可能性があります。サポートプレートは、この最悪の事態に備えて、ちょうど受け皿のような機能を果たせるよう設計されています。この機能は、ロケット金物独自のもので、集成材に比してバラツキの多いムク材を利用する場合、特に有効に働いてくれます。

3) スパイク・・・「位置決めと強度の向上を、バックアップ!」
ベースプレートの背面のスパイクは、柱や梁に掘り込まれた溝にピタッと納まりますので、位置決めと強度の向上に役立っています。

新ロケット構法とは(その1)

新ロケット構法とは(その2)

新ロケット構法とは(その3)

新ロケット構法とは(その4)

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